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やっと復興の兆しかコンゴ民主共和国

中部アフリカの一国「コンゴ民主共和国(DRC)」。豊かな大自然が広がる一方で、豊富な地下資源をもつ資源大国。それが故のその利権を巡る内戦等が後を絶たず政情不安が延々と続ています。そんな中2006年就任したジョセフ・カビラ大統領は2011年に再選を果たし、政情は安定したかにみえたのですが、国内各地での争いは一向に収まる気配を見せません。近年ようやく復興の兆しが見えてきたというのが、カビラ大統領が主導した財政再建計画。この計画で国連から資金援助を受け、国外からの事業投資も加わり今後の復興を予感させているのですが、一方で人間開発指数(生活の質の数値)をみると世界187カ国中186位(ちなみに2014年報告で1位はノルェー、日本は17位)という世界最悪レベルと言われ、復興の道のりがいかに長くなりそうかを予感させる現状が存在します。国内をみても女性への集団性的暴行が横行する一方で、致死率が高く有効な治療法も確立されていない「エボラ出血熱」も深刻化しています。モブツ大統領時代の国内情勢が比較的安定していた頃、資源開発目的に多くの日系企業が進出し、一時は同国内に「日本人町」が形成されていたほどでした。ところが、1997年のモブツ政権崩壊に伴う国内混乱で、進出企業各社は撤退。現在は沖合油田開発に1社が携わっているというじり貧状態です。とは言うものの、豊富な地下資源と人口を擁する同国の魅力は大きく、世界的に行われている中国企業の進出もここアフリカでも同様で積極的な進出が目立ち始めており、内戦というリスクを恐れ再進出に二の足を踏んでいる日系企業をよそにその規模拡大が続いています。2018年統計でも同国の主要な貿易国は中国との結果も出ています。ここで少し目先を変えてこの国を見てみると、同国には5か所の自然遺産が世界遺産として登録されています。シロサイの亜種であるキタシロサイやチンパンジーよりも高い知性を持つとされるポノポなどが生息しており珍しい動物の宝庫でもあります。なかでも、世界3大珍獣のひとつに言われるオカピ。4本の足にシマウマのような白と黒の縞模械を持つこの動物は、20世紀に入ってから初めてその存在が確認された経緯を持ち、その生息域は自然遺産のひとつとして登録されている「オカピ野生生物保護区」。動物の個体名が名称に使われるという珍しいケースと言えるでしょう。