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世界が注目するアフリカ さて日本は?

アフリカに眠っている豊かな資源に世界各国は注目しています。その動きを裏付けるかのような数値が、国連の下に設置された国連貿易開発会議(UNCTAD)で公表されています。世界の対アフリカ直接投資額残高が2002年で約1665億ドルであったものが、2011年には何と3.4倍近くの約5696億ドルに急増していると言うのです。単純にこの数値だけでアフリカへの投資が急増しているとは言えないものの、少なくともアフリカへの投資に存在感が拡大しているのは確かなようです。国別でみても、トップのフランスに続きアメリカ、イギリス、中国に次ぐ数値であることを考えてもその注目度がわかると思います。なかでも、特に注目すべきは中国の動静でしょう。2003年には主要7か国中最下位であったものが、急速にアフリカに接近しているのが見て取れます。推移を中国に限ってみても、2003年から2012年の9年間で何と33倍に急増しているという結果が伝えられています。もう一つ注目すべきは日本の状況です。投資残高は主要7か国中6位、額で言えば中国の半分と言われています。明らかに後れを取っているという実態が浮かび上がってきています。遅まきながら日本政府も2013年開催のアフリカ開発会議(TICADV)において、向こう5年間で約6500億円の円借款を表明するなど積極的な姿勢を示すものの、出遅れ感は否めません。日本企業ももちろん10億人と言われる人口と埋蔵されている豊富な資源にアフリカ市場進出は大きなビジネスチャンスととらえ、前々から動きはしていましたが、これでようやく官民一体となった協力体制で望んでいける基盤は出来つつあると言えるかもしれません。