ドクターP その1

私の知り合いBは学生向けのキャリアセンターでカウセリングをしていたことがあるそうです。その時の思い出を、いくつかお話してみたいと思います。

Bが1人、あだ名を付けた学生の子がいました。彼の名は「ドクターP」です。彼は、4年制の経済学部に通う3年生の男子学生でした。キャリアセンターには、様々な学部の学生たちが訪れますが、私が所属していたキャリアセンターには、文学部、文化人類学部、経済学部、経営学部、商学部、社会学部、政治学部などに在籍する学生たちが訪れました。Bが「ドクターP」と名付けた彼は、経営学部に通いながらも、真剣な面持ちで、「医者になりたいのですが・・・。」とキャリアセンターを訪れたそうです。彼は、自分のスマートファンを私に見せると、「医師 求人」サイトを開きながら医師になるには、どのような資格が必要なのかを聞きたいと話し始めました。Bとしては、経済学部に入学しておきながら、何を言っているのかと笑い飛ばしそうになりましたが、彼の面持ちがあまりにも真剣そのものだったので、詳しく彼の話しを聞かなくては、という気持ちになりました。一緒に、彼の差し出す「医師 求人」サイトをみていますと、彼は、医師のアルバイトの報酬は、ケタ違いで驚かされたと言うのです。アルバイトでこれだけ稼げるのだから、正社員として働いたら、どれだけ稼げるようになるのか知りたいと言うのです。Bは、なんだか困ってしまいましたが、自分にとっても未知の領域でしたので、彼と一緒に医師の職業、医師求人について調べてみる事にしました。